中国の「饅頭(馒头)」はデザートではない?!
2023.01.09旅行のお土産を何にしたらいいか考えている時に、同行の日本人の友人が「まんじゅうでいいんじゃない?」と勧めてきました。お土産を饅頭にするのは変じゃない?と不思議に思いながら、お土産のお店に連れていかれ、お店を一周したら友人が言う「まんじゅう」は私が思っている「馒头」ではないことに気づきました。
中国の「馒头」(mán tou)はデザートではなく、小麦粉を発酵させた蒸しパンです。中国人にとって、「馒头」は主食の一つです。特に現在の中国では「餡や具の無い蒸しパン」のことを指します。「餡や具のあるもの」ですと、中国語では「包子」(bāo zi)と言います。
出来立ての「馒头」(mán tou)は白くてふわふわですが、冷めたら硬くなってしまします。「馒头」を食べる時は熱いうちに食べましょう。
宴会にも「馒头」がよく登場します。そこでは白い馒头だけでなく、金色の揚げ馒头も食卓に現れます。揚げ馒头は外側がかりかりで、内側が柔らかく、加糖練乳と一緒に食べるとより一層美味しくなり、食卓に出てきたら一秒でなくなるぐらい人気です。